Unreal Engine 5(UE5)は、Unityと比べて日本語の情報が少ないゲームエンジンですが、非常に高性能で幅広いゲーム制作が可能です。
本記事では、UE5を使って趣味でゲーム制作を始めたい初心者のために、どのような手順や教材を使って勉強すれば良いかを独自の視点で紹介します。
もっと効率の良い方法もあるかもしれませんが、参考にしていただければ幸いです。
- ゲーム制作を趣味にして3年以上のサラリーマン。
- 初めはSwift言語を使ってローグライクゲームを作成。
- SwiftからUnreal Engine 5に乗り換えて1年以上経過。
- ゲーム制作中に発生した問題や解決方法をまとめたサイトを運営。
ゲーム制作を始める前に

ゲーム制作にはさまざまなゲームエンジンがあります。
各エンジンには得意なジャンルがあり、作りたいゲームに合ったものを選ぶことが大切です。
まずは「本当にUnreal Engine 5を使うべきか?」を考えてみましょう。
どんなゲームエンジンがあるかは、以下の記事をご参考ください。
すべてのゲームエンジンを取り上げてはいませんが、実際にゲーム制作をしている方たちが使っているものです。
ご興味のあるゲームエンジンが見つかれば調べたり、Xで使用者と交流したりすると良いと思います。
Unreal Engine 5でゲーム制作したいと思ってくれた方は、次のステップへ!
Unreal Engine 5 を使うイメージをつかむ

Unreal Engine 5を学ぶ前に、どのように使われているのかを知るのがおすすめです。
YouTube動画やブログなどを見てイメージしてみてください。
Unreal Engineについて、記事にしているのでご興味あればご覧ください。
おすすめのYouTubeチャンネル
Unreal Engine 5 を使っているところを見て、
実際に自分でもやってみたいと思ったら、次のステップへ!
教材を選ぶ

「さぁ!ゲーミングパソコン買うぞ!」と思った方は少し待ってください。
パソコンを購入する前に、どの教材で勉強するかを選びましょう。
無料で学びたい場合
YouTubeのチュートリアル
公式ドキュメント
ラーニング ライブラリー Unreal Engine(リンク先はこちら)
UnrealEngine5の教科書
【ゲーム開発入門編,第一巻】
有料でしっかり学びたい場合
参考書
Udemyの動画講座
Udemyは月に何回かセールをしているので、そのタイミングで教材を購入したほうが良いです。
90%オフとかになってます。(セール日まで待ったほうがお得すぎる)
おすすめなのは、実際にゲームを作りながら解説してくれている教材です。
Unreal Engineは英語教材が多いので、英語で学ぶのに抵抗が無い方は英語の教材もありです。
私が使った教材は以下の記事で紹介しているのでご参考ください。
教材を決めたら、次のステップへ!
パソコンの準備とセットアップ

Unreal Engine 5 には高性能なパソコンが必要です。
既に持っている人は、そのパソコンの性能が十分かどうか確認が必要です。
公式が発表している推奨性能は以下に掲載されています。
ハードウェアおよびソフトウェアの仕様(リンク先はこちら)
注意:UEのバージョンが上がれば推奨性能も変わる可能性があります。
快適なゲーム制作をしたいなら、これ以上のスペックが必要です。
グラフィックや情報処理などで大量の計算が行われるため、低い性能のパソコンだとフリーズやカクツキが目立ってストレスになります。
他の人のブログ記事を参考にスペックを決めても良いかもしれません。
パソコンが準備出来るまでは教材を見てイメージを膨らませましょう!
パソコンが準備できたら、最低限の設定をしましょう。
機種やOSによって、内容が変わってくると思うので、ネットなどで調べてみてください。
最低限の設定が出来たら、Unreal Engineをダウンロードしてゲーム制作開始です。
ゲーム制作環境が整ったら、次のステップへ!
学習スタート

パソコンの準備ができたら、教材を使って学習スタートです。
教材に沿って作業していき、分からないことはネットで調べましょう。
1つ目のゲーム完成まで頑張ってください。
Unreal Engine 5 ゲーム制作の基本的なことは、だいたいこんな感じです。
- Epic Games Launcher のインストール
- Unreal Engine 5 のインストール
- プロジェクトの作成
- エディタの基本操作
- マテリアルとライティング
- レベルデザイン
- ブループリントの概要
- 簡単なブループリントの作成
- アニメーションとキャラクター制御
- UI の作成
- サウンドとエフェクト
- AI の基礎
- カメラワーク
- パフォーマンス最適化とデバッグ
- パッケージング
教材によって内容は変わりますが、Unreal Engine 5 の基本をしっかり身に付けていきましょう。
もし「参考書が分かりにくい」と感じたら動画教材に変更してみるのも良いと思います。
動画教材を勉強した後、参考書に戻ってくればスムーズに学習を進めることが出来るはずです。
1つ目のゲームが完成したら、次のステップへ!
他の教材でレベルアップ
1つ目のゲームを完成させたら、別の教材を使ってさらに学びましょう。
違うジャンルのゲームを作ることで、より幅広い知識が身につきます。
Unreal EngineではC++言語も使用してゲーム制作することができます。
ゲーム制作に慣れてきたらC++も勉強するといいかもしれません。
1つ目のゲームで十分に学ばれた方は、オリジナルゲーム制作に突入です。
ゲーム制作に慣れてきたら次のステップへ!
SNS(X)で交流を始める

X(旧Twitter)には多くのゲーム制作者が日々投稿しています。
- 制作途中の進捗を投稿
- 自作ゲームの紹介
- 他の開発者と交流
- 最新の技術情報をキャッチアップ
自分のゲーム制作途中の情報を動画や画像付きで投稿することで、いいねやコメントが付くことがあります。
モチベーションを上げたり、インスピレーションを受けたい方は、X(旧Twitter)はおすすめです。
以下の記事では、Unreal Engine を使っているX投稿者を紹介しています。
オリジナルゲームを作りたくなったら、次のステップへ
オリジナルゲーム制作に挑戦

基本を学んだら、いよいよオリジナルゲーム制作に挑戦です!
オリジナルゲームを作り始める際、ゲーム内で使うキャラクターやオブジェクトなどの素材がほしいと思います。
その時はFabの無料アセットをダウンロードして使いましょう。
期間限定の無料アセットもあるので、忘れずにダウンロードしておきましょう。
ゲーム制作をしていればいろんな問題が発生すると思います。
ネットで調べて問題解決しながらゲームを仕上げていきましょう。
当サイトにもいろいろ情報を掲載しているので、ご参考にしてください。
「ゼロからゲーム制作をするのはまだ難しい」と感じた方は、学んだ教材を改良したり、組み合わせたりすると、作りやすいと思います。
思い描いた通りのゲームを作るのは意外と難しく、時には妥協が必要になることもあります。
完成までには時間がかかりますが、コツコツと進めていけば、いつか必ず形になります。
ゲームが完成したらパッケージ化して友達や知り合いに遊んでもらい、次の作品制作の意欲を高めましょう。
初めての自作ゲームは、「作りたいゲーム」よりも「作れそうなゲーム」から始めるほうが、挫折しにくいかもしれません。
まとめ

Unreal Engine 5 は初心者には少し難しく感じるかもしれませんが、段階的に学ぶことで着実にスキルが身につきます。
ぜひ、本記事のロードマップを参考に、楽しくゲーム制作を進めてみてください!